筋肉はウイルスに勝てず | ひとりごと | 心理カウンセラー 衛藤信之 | 日本メンタルヘルス協会

えとうのひとりごと


■筋肉はウイルスに勝てず
2009年2月14日



 2月に入り、体調をこわしてしまいました。

 はい、日ごろから筋トレのワークアウトをしています。楽しく仕事もさせていただいています。ストレスをためるタイプでももちろんありません。予防接種もいたしておりました。すべては完璧だったのです。

 でも、熱が出て下がりません。そうです。インフルエンザに侵されました。まさにウイルスの侵入です。青天(せいてん)霹靂(へきれき)

 ドクターの前で胸をはだけて、「なにか運動しているのですか?」と筋トレの成果を、おほめにあずかっても、聴診器をあてられると敗北感でいっぱいです。

 トム・クルーズの宇宙戦争も結局は、完全無欠なエイリアンも、地球上のウイルスに敗北して、めでたしめでたしでしたね・・・・。

 長期の休みに入って体調をこわすことはあっても、今の忙しい時にです。日頃のストイックなまでのワークアウトもウイルスの前には、大阪流に言えば、への突っ張りにもならへん、でした。

 ホリステック医療やアユールヴェーダでは、病気は自分のバランスを回復する絶好の機会とか。危機は、危ないと機会の機だそうだから。メンタル卒業生の出世株のひすいこたろう君の本、名言セラピーにも「ピンチ ピンチ チャンス チャンス ラン ラン」って歌っていたから。

 本と言えば、メンタルの講師の丸山先生が初めて本を出版しました。心理学を習い始めた時には、自分がカウンセラーになり、講師になり、全国で講演してまわるなんて思ってなくて、ましてや自分の名前が著者として本に載るなんて想像もしなかったそうだ。

 お母さんに「親孝行だよ、お姉ちゃん」と言われたと喜んでおられました。講座に通い始めた頃は、何かの新興宗教にはまったと思っていたお母様にである。となると僕は教祖か・・・・インフルエンザに侵され、体温計とにらめっこしている僕が・・・ありえん。

 とはいえ、丸山先生は、金太郎さんからシンデレラに昇進ですね。だってシンデレラ・ストリーだから。いろんな意味で中身が濃厚なシンデレラ姫だと思うけど。

 さらに、新刊といえば、林先生がある有名な進学校の生徒からの質問に答えていた、問答集がまとまって本になるのです。これがまた良いのです。わかりやすい言葉で、彼が、大人として、親として、一生懸命に真摯に答えている。

 これは学校新聞として連載されていて、親たちも勉強になると評判になっていた。それが、本になることになり、今からとても楽しみな作品になると思っています。僕の子供たちにも読ませたい一冊です。

 石川啄木の歌に、「友が皆我より偉く見ゆる日よ花を買いきて妻と親しむ」とありますが・・・・

 インフルエンザのお陰で、いつもの慌ただしい乱気流の中、エアーポケットの時間の中に入り、それぞれのメンタルの仲間が活躍している姿は、頼もしくもあり、さらに刺激を受けていいものですね。

 今、病床の中苦しんでいるあなたにも、今、前に進めないあなたにも、いま、泣きそうなあなたにも、もうすぐ春は訪れるのです。動けない時は、エネルギーをムリに出さず、ただ、自分の(つぼみ)を信じて春を待つ・・・

 冬には冬を楽しみが、春には春の楽しみが、意味のない季節はなにもないように、意味のない苦しみも、出来事もないのだから・・・・・

 なんだか熱のせいで、支離滅裂で、なんだか告知のようなひとりごとですが、病気になると仲間のありがたさを感じます。

 さぁ、僕の誕生月の2月。不死鳥のようにリボーン(再誕生)と生きますか。





























背景画像を含めた印刷方法について